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Madonna

マドンナの極めつけディスコヒット5曲

Madonna

82年のデビューから21世紀の現在まで、プロフェッショナルなエンターテイナーとしてファンを沸かせたマドンナ。特に初期のシンセポップはディスコで大成功を収めた。

時代は変わっても常にトップスターであり続けたマドンナ

マドンナと言えば、説明はいらないほどの世界的トップスターだが、彼女がデビューした時、僕には一発屋ぐらいの印象しかなかった。最初はディスコだけに向けて勝負していたはずなのだが、大ヒットを切れ目なくリリースし、気付けばディスコどころかポピュラー音楽界を代表するビッグアーティストになっていた。彼女自身がディスコ好きであったことと、もともとダンサーであったことが、ディスコでの大きな成功につながったのだと思う。

日本で彼女の名前が広く知られるようになったのは、デビュー曲の「エブリバディ」(‘82)ではなく3rdシングルの「ホリデー」や4thシングル「ラッキースター」(’84)からだ。まだ放送が始まったばかりのMTVで、毎日のようにオンエアされていて、曲の良さはもちろん、MVでのマドンナのキュートさ(今では想像できないと思うが…)もあって、ファンを増やしていた。特に「ラッキースター」は、アメリカで初のダンスチャート1位となり、彼女の快進撃はここから止まることなく続いていくのだ。

これらのヒット曲を含むデビューアルバム『バーニング・アップ』(‘83)は、マイルス・デイビスのバックを務めたレジー・ルーカスと、当時大人気のDJだったジョン・"ジェリービーン"・ベニテスがプロデュースを担当、ディスコ仕様の音作りで当時のシンセポップとしてはかなり完成度の高い作品に仕上がっている。レジー・ルーカスは名曲「ボーダーライン」を提供するなど、このアルバムに大きく貢献している。次作『ライク・ア・ヴァージン』(’84)ではタイトル曲と「マテリアル・ガール」が世界中で大ヒット、アルバムは2000万枚以上のセールスを記録する。この作品ではディスコ音楽に精通しているシックのナイル・ロジャーズが担当し、この作品以降、彼女はディスコでの人気がより高まっていくことになるのだ。

さて、能書きはこれぐらいにして、マドンナの極めつけディスコヒットを5曲セレクトしてみよう。彼女はキャリアが長いので、今回は初期の作品に絞って紹介する。

1.「Lucky Star」(‘83)

“みずみずしくてセクシー”というマドンナ初期のイメージを、巧みに現実化したダンサブルなナンバー。デビューアルバム『バーニング・アップ』に収録。このアルバムはディスコに特化した楽曲を中心に組まれたアルバムではあるが、未だに愛聴しているファンは多いのではないか。記念すべきデビューシングルとなる「Everybody」をはじめ、「Burning Up」「Holiday」「Borderline」など名曲揃いで、プロデューサーのジェリービーンが12インチシングル用にリミックスした「Burning Up」や「Lucky Star」のロングバージョンがディスコで大ヒットした。中でも「Lucky Star」は全米ダンスチャートで初の1位を獲得するなど、デビュー直後からディスコで愛される存在となった。

2.「Like A Virgin」(‘84)

一気にマドンナの名が世界に知られるようになった大ヒット曲。これまでのヒット曲ではディスコの現場は重要視してはいたが、スタートしたばかりのMTVについては軽視していたのか、「Holiday」や「Lucky Star」などは単なるダンスビデオ以上のものではなかった。ところが「Like A Virgin」では一転してMTV対策を強化、ストーリー仕立ての傑作MVを発表し注目を集めた。当時流行りだった遅めのBPMにすることで、ディスコで大いに受けただけでなく、80年代のセックスシンボルとして認知された。この曲の作詞をカントリーロック・グループのフールズ・ゴールドの元メンバーであるトム・ケリーが担当したことでも当時は話題になった。全米ダンスチャート第1位。

3.「Material Girl」(‘84)

2)と同様、2ndアルバム『ライク・ア・ヴァージン』に収録された。バックはディスコ界で一時代を築いたシックのメンバーや、タワー・オブ・パワーの第1サックス奏者のレニー・ピケット、超絶テクニックの若手ドラマーとしてスタートしたばかりのデイブ・ウェックルなどが務め、最新のデジタル技術が駆使されたレコーディングとなった。同時代のスター、シンディー・ローパーっぽい香りやトーマス・ドルビーの影響も感じられるナンバーで、12インチシングル・バージョン(Extended Dance Mix)はジェリービーンがリミックスを担当し、ディスコではこちらが大ヒットした。この曲もダンスチャートで1位となり、この時点でマドンナは押しも押されぬ大スターとなった。

4.「In To The Groove」(‘85)

この曲は、85年の映画『マドンナのスーザンを探して』(‘85)のサントラに収録されている。マドンナの曲の中でもリズムに重点を置いた珍しいナンバーで、ハードなシンセサウンドが展開されるユーロビート寄りの一曲。この曲で初の英ポップチャート1位を獲得する。当時のイギリスのディスコではすでにユーロビートっぽいナンバーが大受けしていたので、マドンナはそれを狙ったのだろう。アメリカのダンスチャートでも1位になるものの、なぜかポップチャートには登場していない。これはデッド・オア・アライブ現象というか、ディスコだけで受けるタイプの曲だからだろう。

5.「La Isla Bonita」(’86)

3rdアルバム『トゥルー・ブルー』に収録されたラテンタッチのムーディーなナンバー。このアルバムにはもっとヒットした「Papa Don’t Breach」が収録されているのだが、こちらは歌詞に重みのある真面目な楽曲なので、ディスコ的な雰囲気とはいえずここでは選外とした。『トゥルー・ブルー』はマドンナの新境地を確立したアルバムで、それまでのディスコ一辺倒のスタイルから、より広範囲のリスナーを獲得するための仕掛けをめぐらせた作品であり、特にこの「La Isla Bonita」では、その狙いが成功したのではないかと思う。当時のディスコではワールドミュージックなどがオンエアされる場合も少なくなかったし、この曲も違和感なく受け入れられた記憶がある…というか、一時期のディスコにおいては、マドンナの曲なら何でもオッケーという風潮があったのかもしれない…。

記事提供元: OKMusic

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