同じ月を見ている

アーティストリクオ
作詞タカツキ
作曲リクオ
今日は月が出ている
路地の木屋町から わだちのついた道を丸太町へ
あなたやわたしへ あらゆる形へ 白く 丸い 光を落として

「今日はひとつ、つめのような月が出た」 とあなたは言うのでした・・・・・・
それで高い夜に月が ふちがくっきりとした
真っ白に引っ掻いた瑕みたいにしているのに私は気づいた

大人になっても真っ黒になって遊ぶので 私は太陽の匂いがするってゆうてたなぁ
でも今は夜とタバコの匂いしかせぇへんわ 哀愁の匂いは意外とこんなもんかもしれへんなぁ

かつて月をともに眺めた人は 今となっては心の通うこともない人
でもあなたは空を見上げるのでしょう?
私はここから 同じ月を見ている

新宿の南口は 夜も人が途絶えず ウカーッとしているとどこかに行ってしまうので
あなたのような人と待ち合わせるには 少し場違いであった、と 私は道を急いでいました
背広とネクタイでもって街の景色の中にとけ 行方を少しくらましてはいたので
まさか、あなたの方から見つけようなどとは 思ってもいませんでした

そして、空を見上げ言うのでした
「今夜の月はみかんのふさのような月」
わたしはこの街ではじめて月を見たような気がしました
そしてこの広い広い世界の中で 上を向いて歩いているのは私達だけということなのでした

あなたの背中はとても白いのですね
とても、あなたの声は、まぁるいのですね
ささやかな光で照らすのですね
私達は今日もここで、同じ月を見ている

今日は薄く濡れた雲を刺し貫くような 真白な満月が空に上っていました
ふと気づけば、私は今日も明日も独りで 歩かなければならない ということなのでした

あなたはもういない
無条件に信じたいと思うものごとほど 危ういものはない
平等院の月でさえ欠けない夜なない
ここは静か過ぎて・・・・・・ すこしうるさいわ

そして とても さみしいのです
すくなくともこんな月の出るような夜は
心がひとりでに立ち戻ってしまうので どこか優しい気持ちで苦しいのですね
もしあなたが空を見上げるなら、私はここから同じ月を見ている
光が呼びかけ 問いかけ 語りかけるから
私はここから 同じ月を見ている

今日は月が出ている
路地の木屋町から わだちのついた道を丸太町へ
あなたやわたしへ あらゆる形へ 白く 丸い 光を落として
「今日はひとつ、つめのような月が出た」 とあなたは言うのでした・・・・・・

それで高い夜に月が ふちがくっきりとした
真っ白に引っ掻いた瑕みたいにしているのに私は気づいた

大人になっても真っ黒になって遊ぶので 私は太陽の匂いがするってゆうてたなぁ
でも今は夜とタバコの匂いしかせぇへんわ 哀愁の匂いは意外とこんなもんかもしれへんなぁ

かつて月をともに眺めた人は 今となっては心の通うこともない人
でもあなたは空を見上げるのでしょう?
私はここから 同じ月を見ている

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