八月のブルー

アーティストゆーきゃん
作詞ゆーきゃん
作曲ゆーきゃん
君は知らなかっただろう
君は知らなかっただろう
苦しいときに苦しみ
哀しいときに哀しみ
こうして街の底をささえるように舞う風が
どこから来たのか
いさかいと裏切りとにひび割れた空を見て
僕を待ちきれずに眠ってしまった君を見て
永遠に続くような晴れ渡る午後
鳴り止まぬ
響き渡る
崩れ落ちる 八月のブルー
君の体の中を這い回る血の色
発電所で、焼却場で、最前線で燃える炎の色
月曜日も木曜日も同じやり方で毎日のように世界を滅ぼし
なお余りある黄昏の雲の色
それらすべてに僕らは酔いしれた
けれど君は知らなかっただろう
ただ無邪気なままに舞う風に つまずいてしまった君は
その一片の名前すら知らなかっただろう
きっと最後まで
知らなかっただろう

美しいのに溢れた空は
美しいのに溢れた空は
焼けるようなアスファルトから
立ち込めた眩暈の空は
喜びも憎しみもけして汚せぬ蒼さ

過ちをかたちにすれば
こんな風に乾いた空が
八月に這い回り狂おしく見上げていた

いま世界のどこかで
引き金が引かれて
銀杏並木の下でゆっくりと夏が倒れる
美しいほど残酷な空

あまいあまい砂糖を沈める
どんな苦痛 誰の靴にも
この空を踏みにじれないだろう

心殺す岸辺にうずくまるこの街が
水面写る太陽 力なく手を伸ばす
すべてを照らすはずの終わらない八月のなか
影はけして消えずに君は縛り続けている

つかのまの今日が
翼なき蝶が
すばらしい明日が
すいこまれそうさ

見つめてしまった
見上げてしまった

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