老いぼれロバの歌

アーティスト寺尾紗穂
作詞寺尾紗穂
作曲寺尾紗穂
老いぼれロバがおりました
薪をのせればハーゼーゼー
とても役には立ちやせん

安くてかまわん売ってこい
言われて少年とぼとぼと
市場へ向かうその途中
ずっとロバの背なでました

何も知らぬ老いぼれのロバの瞳はぬれぬれと
少年の顔みつめてる
あんた好きだとみつめてる

買い手のつかぬそのロバと
少年は丘に行きました
東にまっかなお月さま
少年は泣きたくなりました

何にも知らぬ老いぼれのロバの瞳はぬれぬれと
少年の顔みつめてる
早く帰ろうとみつめてる

その時買い手が後ろから
光る銀貨を差し出して
優しくロバをなでました

老いぼれロバのこれからの仕事はかろい姫さま運ぶこと
遠いお国へ運ぶこと えんやこらさと運ぶこと

手にした銀貨をにぎりしめ
少年の胸はつんとした

何にも知らぬ老いぼれのロバのしっぽはゆらゆらと
少年の心揺さぶった
ありがとうなと
揺さぶった

何にも知らぬ老いぼれのロバの瞳はぬれぬれと
少年の顔みつめてる
あんた好きだとみつめてる

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