28才のリアル

アーティスト狐火
作詞狐火
作曲観音クリエイション
責任を取るのはきっと社員だきっと派遣社員の僕じゃないみじめだ先は長いのかな
悔しくてアスファルトを蹴りあげたそしたら、カカトより爪先が減った止まる事できずに前屈みになった
靴底がオレの背中をおした電話が鳴ったよ取るのやだなタイピングがブレイクビーツを刻んだ頃に
学生の頃に恐れた社会が、千鳥足で見たネクタイの先、単純作業に落ち着く自分が変化し続ける人に憧れる、
明日はきっと晴れるはずと、昼の休憩見上げた春風、落ちた桜がキレイに流れる、外堀に出るタメ息なんてさ、
何回も見てきたそんな顔の町、嫌われる覚悟で望んで好かれたならさ、きっとそれが答えだって。
3ヶ月に一度契約更新のある僕には先は短く長い春夏秋冬が季節の変わり目に雇用継続審査、
土曜も定時なんてないさ、時給いくらかセミのように決められた期間に何をたらふく食らっても空く腹、
救いの手ならあの空きテナント自営業先の見えない平和な地獄か地獄耳立てりゃ噂に勘繰り、
バッドエンドバッドで三振ハッピー持ち越し、見逃しアウト

逆転満塁ホームランは打たれる側か、かすれた鼻声はここじゃ目の前にポロリと落ち着く靴底よりも
磨り減った心でリツイートする気力すらない、楽な仕事を選んだはずがなぜだか転職するたび辛さは増す
寝て6時間後に期待を託すか雨の休日出勤、飯田橋ローソン、ブラックコーヒーでカロリーメイト流し込み、
見上げる一体誰に喜ばれてるだろ日に日に更新される限界、慣れとは優しく恐くまた人は忘れてしまう断片に
共存手汗で色濃く変わったビジネスバックに手をかけ噛みきる唇約束されてないハッピーエンドに向けて
誰もが歩むから不安は当たり前あいつもう30でいまだに派遺だし多分独身で趣味とかないんだろって話し声が
喫煙室から聞こえてくる煙草を吸わないオレの知らない世界

吐き出す愚痴なら死ぬほどあるよ、お前にあげるよ最高のラブソングお疲れ様もまともに言えない
遠回しな嫌味を冗談だと笑う真顔で受け止めどうすれば良い3ヶ月に1度やってくる契約
『しょせん派遣だ』はこっちのセリフヘ気にせず早く忘れてしまおう、帰ってYOUTUBEツイッターより先に
リクナビを開いた何か良い仕事ないのかな ドラマみたいにビルの狭間を駆け抜けたり
毎日がクリエイティブで刺激的な出会いがあったり女優さんみたいな社員がたくさんいたり
それで社員食堂でお茶をこぼして偶然の出会い楽してお金を稼げたり あの求人広告の笑顔を見る度
嫌な気持ちになるのはオレだけそんな笑顔を職場でオレは見た事無いんだただの一度も
重い足取り、仮病の理由、辞める理由、良く考える度踏み止まる、結局それの繰り返しなんだ
そろそろ変わるのは仕事じゃなくてオレの方かとりあえずあと、三か月がんばってみようと思う
だって変わる事が結局変わらない自分でいる事かもしれないから

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