ボタ山の星

アーティスト美輪明宏
作詞美輪明宏
作曲美輪明宏
ボタ山のテッペンに子供が二人
冬の夜の木枯らしに震えながら
兄と弟の子供が二人
ひもじい ひもじい子供が二人

赤い頬を濡らして 弟がいうた
「兄ちゃん 帰ろうよ お家に帰ろう」
兄は悲しげに小首を振った
幼い おさない小首を振った

白い息を吐きながら 兄はいった
「やつれた母ちゃんの 済まなそうに
『今日も又 何んにも食うものが無かよ』と言うじゃろう
あの顔が可哀想だもんな」

やがて そのうち 疲れた子供は
可愛いうなじを抱き合ったまま
うつらうつらと眠ってしもうた
まつげに 涙を溜めたままで・・・・・・。

兄弟は夢をみた 弟が言った
「だんだん ボタ山の・・・・・・小そうなったよ
ぼくたちは お星さまになってしもうたよ
お星さまの金平糖 いっぱい食べよネ・・・・・・」

ボタ山のテッペンに 星がふたつ
冬の夜の寒空に瞬いている
苦しみ多い世の中を眺めている
悲しげに 悲しげに眺めている

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