兵士のうた

アーティスト嘉門達夫
作詞嘉門達夫
作曲嘉門達夫
恋に疲れた ひとりの女が
荒れ果てた道を 歩いていた
その姿はまるで 戦いに疲れた
兵士のように 輝きを失っていた

悲しみに満ちた その目はうつろで
絶望背負って 歩いているのか
ただひとつだけ 間違いのない事は
二度とあの場所には 戻らないという事だ

世間は彼女を 非難しただろう
逃げるのかと ののしった事だろう
けれど彼女は けっして逃げたのではなく
拒否する勇気を 示した勇者なのだ

戦いたくもない 戦場で戦う
事ほど空しく 悲しい事はない
まかり通る正義が 正義とは思えず
自分の意思で 彼の元をあとにしたのだ

何処へ向かって 歩いているのか
地図すら手にせず 歩き続ける
新たな恋など する余裕もなく
おぼつかない足取りで 何処へ向かっているのか

確かな現実を 受け止め背負い
違う場所へ向かって 歩き出す
ただ漫然と与えられた 日々をこなすだけじゃ
何も変わらないと 気付いたから

だから彼女は 戦場をあとにした
少なくとも自分が 自分らしく生きてゆける
場所を求めて 今歩き出した
前を見つめ一歩ずつ一歩ずつ 歩き出した

まわりの景色が 変わり始めた
風は花の種を 遠くから運んできた
枯れ木には若葉が 芽吹き始めた
彼女に声をかける 旅人も現れはじめた

太陽は照り 雨は大地を潤おし 空は澄み 鳥は唄った
自分の意思で 進む道には 美しい 花が咲くのでしょう

突然の嵐に 立ち尽くす事もあるだろう
軒下で凍えながら 暗い空をながめて
嵐が行き去れば 太陽はまた輝く
その時に再び 歩き始めればいいのだ

自分の意思で 愛すればいいのだ

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